疫病除けのまじない食⑥ 酉の市の切山椒
浅草の冬の風物詩である酉の市ですが、
酉の市にもまじない食があります。
鷲神社と長國寺では、毎年11月に一の酉、二の酉、三の酉まで計三回行われ、
商売繁盛の御利益がある縁起熊手を求める参拝客でにぎわいます。
この祭の日だけ販売される「切山椒」を「食べると風邪をひかない」と伝わります。
切山椒はすあまのような餅菓子に山椒の粉をくわえたものです。
ほんのりとした甘さのなかに、山椒の風味がさわやかに香ります。
山椒は実だけでなく葉も樹皮もすべて利用できることから、
有用であるという縁起担ぎで喜ばれたそうです。
切山椒は鳥居をくぐるすぐ手前の商店で販売されています。
見過ごさないようにゲットしてください。