指宿焼酎トレイル⑦~大山甚七商店(薩摩の誉)
研究心&若い世代が拓く未来
翌日はかつて幕末の海商・濱崎太平次ゆかりの港として栄えた宮ヶ浜へ。
宮ヶ浜はかつて指宿の中心地だった場所で、
今でもどっしりとした風情ある旧商家が残っています。
錦江湾の穏やかな海 に面した宮ヶ浜駅も格好のビューポイントです。
さて、ここ宮ヶ浜には 2 軒の焼酎蔵があります。
ひとつめが大山甚七商店です。
会⻑の大山修一さん、製造・ 営業の芝和磨さん、工場⻑・杜氏の松木さんが迎えてくれました。
創業は明治 8 年。
社名は呉服商のかたわら芋焼酎を作り始 めた初代甚七氏の名にちなみます。
代表銘柄は「薩摩の誉」。
ほかにも、製造方法などを一切秘密&個性的なネーミングで人気を博した「問わ ず語らず名も無き焼酎」の蔵元でもあります。
貯蔵施設の「甚七伝承蔵」には焼酎の資料が展示され、試飲カウンターも常設されています。
大山甚七商店では南薩の契約農家から仕入れた芋と宮ヶ浜に湧き出る地下水を使い、
明治時代から伝わる甕壺で一次仕込みを行います。
さらに、大山甚七商店の工場内には「研究室」と書かれた部屋がありました。これは一体・・・?
これは大山会長がご自身と社員さんのために作った研究室なんです。
というのも、大山会長は焼酎造りを究めるために2007 年に鹿児島大学の「焼酎学講座」を修め、
新しい酵母「篤姫酵母」の 分離に成功。
その後、研究時代と同じような環境を自社内に作りたいと考えて、
段ボールだらけだった社内の物置部屋を改造し、研究室を作ったのだそうです。
研究所のある蔵元。うーん、いいですね。
この研究室は今、新しい挑戦にも活用されています。
現社⻑の 大山洋平さんと芝さんら若手社員さん達が、
指宿産原料を使ったスピリッツ・リキュール造りに挑んでいるのです。
2019 年には芋焼酎をベースに指宿産ハーブと指宿産の木頭柚子を使ったクラフトジン「JIN7 series00」が誕生。
これは、指宿市内にある日本最古のハーブ農園「開聞山 麓香料園」のオーガニックハーブを使った指宿産クラフトジンです。
さらに焼酎造りがお休みの時期のタンクを活 用し、
指宿市大山地区のサトウキビ畑で採れた「うんまか糖」の 糖蜜を使った
ラム酒「ACOU RUM」も誕生。
クラウドファンディ ングを活用し、研究を重ね、
指宿産の食材を使った新しい酒造り は今まさに進化中です。
今後の展開から目が離せません。
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