指宿焼酎トレイル⑧〜中俣酒造（なかまた）

色々なサツマイモを使った

焼酎作りにも挑戦中

中俣酒造

 

続く中俣酒造は大山甚七商店から歩いて4〜5分、JR指宿枕崎線の宮ヶ浜駅のすぐそばにあります。

海沿いにある宮ヶ浜駅の味わい深い駅舎も見所なので、立ち寄って写真撮影してみてください。

 

中俣酒造では 代表の大山隆樹さんが出迎えてくれました。

中俣酒造の創業は明治 34 年。

代表銘柄は「薩摩桐野」 「なかまた」。

酒造がある宮ヶ浜の地ゆかりの人物である「濱崎太平次」の名を冠した焼酎もあります。

 

 

中俣酒造は小さい蔵ながらも数多くの焼酎を作っています。

現在は全部で25銘柄もの焼酎があります。

蔵の中には甕壺や製造機器がコンパクトに詰まってお り、

特に敷地内の貯蔵庫で貯蔵熟成する甕壺貯蔵の焼酎が人気。

併設の売店でも購入ができ、

道路沿いにあるので大山甚七商店同様に観光でもふらっと立ち寄りやすいのもポイントです。

大山さんは「小さな蔵だから普通のことをやっていてはいけない。

だから色々試行錯誤しています」とおっしゃいます。

 

貯蔵芋を使った焼酎を造ってみたり、

麹米に酒造好適米の山田錦を使ってみたりとさまざまなことに挑戦中。

 

定番焼酎の原料サツマイモは南さつま産の⻩金千貫を使っていますが、

他のサツマイモ品種を使うことにも挑戦しています。

頴娃紫を使った「頴娃紫芋仕込み なかまた」

紅蜜芋の異名を持つ紅はるかを使った「甕壺貯蔵 紅咲(あがさ)」も、工夫を重ねて商品化しました。

また、まだ商品化には至っていないものの安納芋や栗⻩金芋まで幅を広げて

挑戦を続けていらっしゃいます。