『にんぎょう日本』連載エッセイ/9〜10 月号 岩槻の重陽の節句と菊花膳
ひな人形や五月人形、鯉のぼりなど節句品の業界団体である
(一社)日本人形協会の業界誌『にんぎょう日本』での連載
「まじない食で病も災いも、祓う」
では、毎回疫病除けや厄除招福を願って食べる食べ物について紹介しています。
2023年9〜10月号では「岩槻の重陽の節句と 長寿を願う菊花膳」についてエッセイを執筆しました。
旧暦九月九日は重陽の節句です。菊の節句とも呼ばれます。
かつてこの日は菊の着せ綿で長寿を願い、菊酒を飲むなど、菊の霊力にあやかって健康や厄除を願う風習が行われていました。
あまり知られていませんが、かつて重陽の節句に行われていた風習に「後の雛」があります。
これは、重陽に虫干しを兼ねて雛人形を飾り、健康・厄除・長寿を願うというものです。
埼玉県のさいたま市岩槻区は人形の町として知られています。
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重陽の節句には全国各地で重陽イベントが行われますが、
人形の町である岩槻では後の雛が展示され、後の雛めぐり&食文化めぐりが楽しめるのが特徴です。
今号は実際に岩槻の重陽イベントを訪ね、まちを歩いたことをエッセイにまとめました。
重陽イベントの期間中に岩槻を訪れたら、ぜひ食べたいのが「料亭ほてい家」さんの「菊花膳」です。
菊花膳には菊の着せ綿を模した料理も取り入れられています。
ワクワクしますよね、おすすめです。
料亭ほてい家さんにも後の雛が展示されていますので、
おいしいランチとともに美しい雛人形も鑑賞できます。
岩槻には「さいたま市人形博物館」もあり、人形作りの手仕事を詳しく知ることができます。
人形のまちを散策し、後の雛を見学して、ランチを味わい、さいたま市人形博物館に立ち寄るとちょうど半日くらいの散歩コースになります。
ぜひお出かけください。
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