『にんぎょう日本』連載エッセイ/2月号 鹿児島の茶節 掲載
ひな人形や五月人形、鯉のぼりなど節句品の業界団体である
(一社)日本人形協会の業界誌『にんぎょう日本』での連載
「まじない食で病も災いも、祓う」
では、毎回疫病除けや厄除招福を願って食べる食べ物について紹介しています。
2023年2月号は「指宿山川の気根の薬・茶節」について執筆しました。
日本のポンペイの異名を持つ指宿のこと、
国内有数の鰹節産地である山川のこと、
伝統製法で作られる「本枯節」のこと、
指宿山川の大丸鰹節さんで見学した本枯節作りのこと
などを綴っています。
私は鹿児島県出身で五歳まではまさにこの指宿市に住んでいたのですが、
自分が住んでいた土地が火山の真上に位置していたことや
よく食べていた鰹節が大変な手間と時間をかけて作られていたことなどについて、
今回の取材であらためて知り、驚いています。
削りたての本枯節と、鹿児島で愛される麦味噌を使って作ってもらった茶節は
体中に元気がみなぎるようなおいしさでした。
出汁って偉大だなと感動してしまいました。
『にんぎょう日本』は全国のひな人形店や節句品関連企業に配られています。
見かけた方はぜひ読んでみてください。
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